ボクがダイソーがグローバル企業だと知ったきっかけは、旅行でマレーシアに行った時のことでした。ホテル近くのショッピングモールで、見慣れたあの看板を見つけて思わず興奮!
「おお〜、ダイソーがある!!」
今では、日本を含む世界26の国と地域に展開しているようです。
ところが、、、この26ヵ国に韓国は含まれていません。
なぜでしょう?
実は、韓国のダイソーは日本のダイソーとは全くの別会社なのです! そのため、韓国のダイソーのロゴも日本のものとは違っています。でも、完全に無関係というわけでもないんです。
少しその歴史を調べてみました。

日本のダイソーの成り立ち
日本のダイソー(大創産業)は、矢野博丈(やの・ひろたけ)氏が1972年に創業した「矢野商店」が前身です。
その後、1977年に「大創産業」となりました。
「大創」という社名には、「会社の規模はまだ小さいけれど、名前だけは大きなものにしよう」という思いが込められていたそうです。
1987年からは「100円SHOPダイソー」の展開が始まり、1991年からは本格的なチェーン展開へ。
今では、世界26ヵ国で約5600店舗(うち海外が1045店舗/2025年2月末時点)を展開するまでになりました。


韓国ダイソーの歴史
韓国のダイソーの正式名称は「亜成(アソン)ダイソー」(아성다이소)です。
現会長のパク・ジョンブ氏は、1992年に「亜成産業」(아성산업)という会社を設立しました。その会社の名前には「亜細亜(アジア)で成功する」という願いが込められているようです。
パク氏は日本の大創産業・矢野氏と知り合い、ダイソー向け商品の納品を始めます。
そして1997年、自らも韓国で均一価格の店「アスコイーブンプラザ」(아스코이븐프라자)をオープン。
2001年には、日本の大創産業から出資を受け(大創が株式34.21%を取得)、社名を「ダイソー亜成産業」(다이소아성산업)、ブランド名を「ダイソーアソン」(아성다이소)に変更。この時、資本関係が正式にスタートしました。
ただし、日本のダイソーは経営には関与せず、出資だけでした。
2018年に会社名を現在の「亜成ダイソー」(아성다이소)に変更。
そして2023年12月、韓国の亜成ダイソーが日本の大創産業が持っていた自社の株式をすべて買い取り、現在は完全に韓国企業となっています。

韓国ダイソーの沿革については韓国ダイソーのホームページに載せられていましたが、韓国外からはアクセスできない仕様のようです。https://www.daiso.co.kr/company/history?searchIndex=1
でも、関係が全くなくなったわけじゃない?
実は、今でも韓国ダイソーの店舗では、日本ダイソーの商品を見かけることがあります。
そういった意味では、完全に無関係とは言えなさそうですね。
まとめ
いずれにしても、日本でも韓国でも、ダイソーは私たちの生活に欠かせない存在。
どこにいても手頃な価格で必要なものが手に入る、まさに「国民の商店」と呼ぶにふさわしいお店です。
これからも、たくさんお世話になります!
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