韓国旅行や生活中に、レストランで食事を楽しんでいる最中、ふとトイレに行きたくなったら。。。
服を汚してしまったり、化粧を直したりするのにもトイレを使いたいと思うことがあるでしょう。
でもいざお店の中を見回してみると、あれ? トイレがない!?
実はこれ、韓国の飲食店ではよくあることなんです。
特に、ビルの中にテナントとして入っているタイプのお店では、店舗内にトイレがなくビルの共用トイレを使うケースがとても多いんです。
しかも、ただ見つければいいというわけではありません。鍵がかかっていたり、トイレットペーパーがなかったり、、、
今回は、そんな「韓国の飲食店でトイレに行く時に知っておきたいこと」を、わかりやすくご紹介します!
※レストランだけでなく美容院やクリニック、病院、商店その他、建物のテナントとして入っている全てのお店、事務所等に共通している情報です。
「トイレはどこ?」共用トイレの使い方のポイント
韓国では食堂内にトイレがなくても建物内の共用トイレを自由に使えるようになっています。
ただし! ここでひとつ注意点。
それは、共用トイレに鍵がかかっていることがとても多いということ。
鍵といっても、日本のような物理的な鍵ではなく、パスワード式のデジタルロック(디지털 도어락)が使われているケースがほとんどです。
つまり、トイレの場所が分かっても、パスコードが分からないと入れないという状況に陥るわけです。
さらにトイレットペーパーがトイレの各個室内にないということもあります。
パスコードの探し方と、古い建物での鍵事情
慌てずに、まず店内にパスコードの表示がないか探してみましょう。
レジ横や出入り口付近の壁に「화장실 비밀번호/ファジャンシル ピミルボノ」と書かれている紙が貼られていることがあります。화장실は韓国語のトイレ、비밀번호は秘密番号、つまりパスコードのことです。
次のような貼り紙を見ることも:
🚻 화장실 : 0229
この場合はデジタルドアロックの暗証番号が「0229」ということ。書いていませんが、最後の*を押すのをお忘れなく。

この様に書いてあることも
🚻 비밀번호 : 1234

様々なタイプのデジタルドアロックの開け方については↓の記事で解説しています。
さらに、少し古めの建物では、デジタルロックではなく物理的な鍵を使っている場合もあります。
その場合は、レジ横や出入口付近に鍵がぶら下がっていたり、壁にかけられていたりします。店員さんに確認する必要はありません。勝手に持って行って、あとで戻しておけばいいです。

店内にパスコードも鍵も見つからなければ、その建物ではトイレに自由に出入りできるようになっているのかもしれません。
でも、トイレのドアに鍵が付いているのに店内にパスコードも鍵も見つからない場合は、店員さんにこう聞いてみてください。
「화장실 열쇠는 어디에 있어요?/ファジャンシル ヨルスェヌン オディエ イッソヨ?」(トイレの鍵はどこにありますか?)
きっと優しくパスコードか鍵をくれるでしょう。
トイレットペーパーがない!? そんな時は…
また、もうひとつ注意したいのが、共用トイレの各個室にトイレットペーパーが置かれていないこともあるという点。
トイレ前のペーパーホルダーから使いそうな分を前もって取っておく場合と利用しているお店からもらう場合があります。
お店がトイレットペーパーを提供してくれる場合は、ペーパーロールがパスコードや鍵がある場所の近くに置いてあるのでローラーごと持って行って使ってから元の場所に戻します。
店員さんからパスコードや鍵をもらう時に一緒に渡してくれる場合もあります。

もしトイレにもお店にもトイレットペーパーがない場合は「화장지 좀 주시겠어요?/ファジャンジ チョム チュシゲッソヨ?」(トイレットペーパーをもらえますか?)と聞いてみましょう。
少し恥ずかしいかもしれませんが、必要なことなので勇気を出して聞いてみましょう。
まとめ:韓国でトイレに行く時のチェックリスト
韓国のレストランでトイレに行きたくなったら:
1. 店内にパスコードが表示されていないか探す
2. 古い建物なら鍵が壁に掛かってあるかも
3. なければ店員さんにパスコードか鍵をもらう
4. トイレットペーパーがあるかどうかも注意
ちょっとした違いですが、知らないと焦ってしまうポイントでもあります。
日本と少し勝手が違う韓国のトイレ事情、知っておくと安心ですよ!
韓国でのトイレの使い方の注意点について解説した韓国旅行専門情報サイト「KONEST(コネスト)」の記事もご覧ください。↓
