韓国のレストランで、ちょっと戸惑った経験があります。
料理が運ばれてきたのに……あれ?箸やスプーンがない!
テーブルの上にも置かれていないし、店員さんも特に何も言ってこない。
「え、これって手で食べるの…?いやまさか。」なんて、一瞬焦ってしまいました。
でも——
心配ご無用!既にちゃんと用意されてるんです!
実はテーブルの中に!カトラリーの置き場所
実はこんなところに

テーブルの引き出しの中にちゃんと用意されているんです。
開けてみると、箸(젓가락 / チョッカラッ)やスプーン(숟가락 / スッカラッ)、そしてナプキンなどがきれいに揃っています。
これは日本ではあまり見かけないスタイルですよね。
韓国ではとても一般的で、特に食堂やカジュアルな飲食店ではこのような「引き出し式」が主流です。
もちろん、すべてのお店がそうではありません。一部のレストランではテーブルの上にカトラリーケースが置いてあったり、店員さんが持って来てくれる場合もあります。でも、引き出しの中にあるというのがいちばん多い印象です。
旅行者にうれしい!このシステムの良さ
旅行中って、慣れない料理の食べ方や食器の使い方に戸惑うことがあるかもしれません。
慣れない料理を食べて、手が滑ってうっかり箸やスプーンを落としてしまった…なんてことも。
でも大丈夫。
テーブルの引き出しに予備のスプーンや箸が入っていることも多いので、わざわざ店員さんを呼ばずに代えが手に入ります。
言葉の違う海外ではうれしいシステムじゃないでしょうか。
しかも、カトラリーをテーブルの上に置かない分、スペースがすっきりしていて、料理がゆったりと置けるのも◎。
大皿料理や鍋料理が多い韓国では、こういうスタイルがとても理にかなっています。
韓国では箸やスプーンの置き方にマナーの違いがあります。詳しくは「えっ、箸の置き方が違う⁉韓国と日本の食事マナーの意外な違い」という記事をご覧ください。
どうしても見つからないときは?韓国語フレーズを使ってみよう!
もしどうしても見つからなかったら、店員さんにこう聞いてみましょう。
🗣️ 수저는 어디 있어요?(スジョヌン オディ イッソヨ?)
意味は「箸とスプーンはどこにありますか?」
韓国語で「수저(スジョ)」は、箸とスプーンをまとめて呼ぶ便利な言葉。
とりあえずこのフレーズを覚えておけば、店員さんがやさしく教えてくれますよ。
ちなみに、水(물 / ムル)もセルフのお店が多いので、「물은 어디 있어요?(ムルン オディ イッソヨ?)」も覚えておくと安心です。
まとめ:韓国のテーブルにはちょっとした発見がある
韓国の飲食店には、日本とは違う独自のスタイルがたくさんあります。
その一つが、テーブルの引き出しにカトラリーが収納されているというもの。
初めてのときは少し戸惑うかもしれませんが、知っていればもう安心。
ちょっとした文化の違いを楽しみながら、次の食事をより快適に過ごしてみてください!
韓国旅行専門サイト「KONEST コネスト」でもこのことが解説されていました。