韓国で「セコム、してますか?」――実は韓国でもNo.1のセキュリティ企業だった!

「セコム、してますか?」

ある世代には馴染み深いフレーズかもしれません。長嶋茂雄さんが出演していた、あの印象的なCM。

35年セコムのアンバサダーを務めた長嶋さんに代わり今年(2025年)3月から大谷翔平さんがCMに出ていますね。そして大谷さんも言ってますね。「セコム、してますか?」

このCMで知られるSECOM(セコム)は、日本のセキュリティ業界でトップを誇る老舗企業。1962年に創業し、法人・個人を問わず幅広くサービスを提供しています。ですが、実はこのSECOM、韓国でも警備業界No.1の地位を誇っているんです。

長嶋さんと大谷選手の共演(競演!)感慨深いものがありますね~

韓国で「セコムする」は当たり前?

韓国に来て驚いたのが、至る所で見かける「SECOM」の文字。商業ビル、マンション、オフィス、ATMコーナー、はては小さな飲食店まで。日本以上に日常に溶け込んでいる印象すらあります。

こちらのセコム、会社名はエスワン(에스원)ですが、一般に日本と同じく「セコム」の名前でよく知られています。韓国でも「セコムする」が「セキュリティを導入する」という意味になるほど、言葉としても浸透しているようです。

なんと現在、韓国国内の総合セキュリティ市場で50%以上のシェアを持っているとのこと。これは業界内でも圧倒的な数字です。もはや「セキュリティ=セコム」という図式が、韓国でも定着しているようです。

このエスワンは、1981年にセコムとサムスングループの合弁で設立された会社。つまり、セコムは40年以上前から韓国で活動していたんですね。ボクははずっと日本限定の会社だと思っていたので、これにはちょっとびっくり。

実はセコム、今では韓国をはじめ、13の国と地域でセキュリティ事業を展開しているようです。

韓国でのサービス展開は?

セコムは、韓国でも日本と同様、防犯カメラ、入退室管理、火災警報、遠隔モニタリングサービスなどを提供しています。さらに法人向けにはスマートビル管理システムAIを活用した危機管理サービスなど、ハイテク化されたセキュリティも展開。

最近では個人住宅向けのスマートセキュリティ市場にも力を入れており、スマホと連動した防犯サービスや、訪問者の顔認証システムなども普及しつつあります。

ちなみに、韓国のアパート(マンション)では、ドアに小型の「SECOM」ロゴプレートが貼ってあることが多いです。街を歩いていると、1ブロックに何件も見つかることもあり、「ここも?あそこも?」と気づくたびにちょっと驚かされます。

韓国でも「セコム、してますか?」

日本で聞き慣れたフレーズ「セコム、してますか?」が、今や韓国でも現実のものになっているのは、なんだか不思議で面白いですよね。

韓国に訪れる機会があれば、ぜひ街中で「SECOM」マークを探してみてください。思った以上に、あちこちで出会えるはずです。

韓国でも、多くの人が「セコム、してます」よ(笑)。

💡豆知識:セコムの社名の由来は?

ちなみに、「セコム」という社名は「セキュリティ(Security)」と「コミュニケーション(Communication)」を組み合わせた造語。

安心とつながりを届ける、という意味が込められているそうです。ちょっと良い話ですね。

韓国でのセコムの事業に関する公式の記事はこちら↓

韓国におけるセキュリティ事業|【セコム】防犯、警備、セキュリティのセコム株式会社 −信頼される安心を、社会へ。−
韓国におけるセキュリティ事業についてのページです。セキュリティ(防犯・警備)のことならセコムにお任せください。セキュリテ...

コメント